仕事を知りたい
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企画営業系の先輩社員

安全、安心、環境にも優しい商品をお客様と共に創りあげる。

東日本畜産営業支社 営業第1グループ 2007年入社 農学部 生物生産学科卒 田岸 真衣

入社の動機を教えてください

大学時代に出会った本の著者がニチレイフレッシュの社員だった

大学時代に『EUと日本の畜産』という本を読み非常に感銘を受けました。著者を見るとニチレイフレッシュの社員の方。そこで初めてニチレイフレッシュという会社を知りました。そもそもアセロラと冷凍食品のニチレイというのは知っていましたが、ニチレイグループの中で畜産物や水産物を扱う会社があると知り、私が当時勉強していた学科とも関連が深い企業だと感じ、とても興味を持ちました。そこで、エントリー後に、会社説明会に参加。その会社説明会で若手社員の方のほとんどの方が、一人の社員が調達から販売まで最後まで自分が関わることが出来るのが他の食品メーカーとは違う!と言っていたことが印象に残り、他社の会社説明会とは違い、面白そうな会社だな~と思ったのが動機の1つです。また、このような本が出版できるほど、この会社で経験を積めばプロフェッショナルになれる所も非常に魅力を感じました。

そして、入社に至ったわけですが、入社して3年後に、なんと、あの本の著者が自分の上司になったんです!!(笑)当時は夢にも思いませんでしたが、やはりニチレイフレッシュとは縁があったんだと、最近しみじみと再認識しているところです(苦笑)

現在の仕事内容と特長を教えてください

量販店、問屋、居酒屋チェーンへ“むきえび”を営業

私の部署は、様々な量販店や外食チェーンにむけて畜産品や畜産加工品の企画開発営業を行っています。が、私が担当しているのは現在、1クライアントのみなんです。他とは少し事業の形態が違うお客様です。私が担当しているのは約150万人の組合員を持つ事業連合様、いわゆる『生協』さんです。

『生協』さんへの営業活動は、大きく分けると2つあります。
1つは宅配事業部門への営業、もうひとつは店舗部門への営業です。私は、その両部門の総合窓口として担当しています。

導入していただいている商品群の、仕入れから商品供給まで、また新商品を企画提案開発など・・・すべて一人で担当しているので大変忙しいのですが、その分やりがいがあります! 生協さんのご要望が細かい上に素早いレスポンスを要求されるので、逆に一人じゃないと全体を把握しきれないんです。

『生協』さんとのお取引の特長は、まず販売量の多さです。特に、宅配事業部門については約150万人の組合員の方から毎週注文票が上がってきます。その物量を確保しなければなりません。欠品が許されない世界です。現在は、半年先までの需要を自分で予測し、仕入れ計画や生産調整を立て、工場や産地へ発注をして需要と供給のバランスをコントロールしています。通常の量販店ですと3ヶ月先までの需要予測でよいのですが、『生協』さんの場合はその倍なんです。スケールが違います。

もうひとつの『生協』さんとのお取引の特長は、商品への安全への究極のこだわりです。
安全、安心に関してとても厳しい審査があり、例えバイヤーさんと商談が成立していたとしても、それをクリアした商品でないとカタログに掲載して販売して頂けません。この点は当社の商品コンセプトとマッチする部分が多いのでいつもクリアしているのですが、昨今さまざまな食品問題が国内海外ともに起こっており、予測できないリスクに対しても処置を図っていかなければならず、安全への要求は年々厳しく細分かしていっています。
例えば『産直品』と表示されている岩手県の鶏肉を販売していただいているのですが、もし数が足りなくなっても、同じ鶏で同じ飼料を食べさせて育てたとしても、生協さんの審査がクリアしていないものは一切納品することはできません。審査の他にはは、年に1回産地の視察があり、生産体制や製造ラインや品質管理などを厳しくチェックされます。

その仕事の自慢できる点は?

自分が企画提案した商品に大量注文が!!

『生協』さんのカタログに新規の商品を載せていただくのは、非常に難しいことなんです。紙面が限られているので、1つ加われば1つ落とされるわけです。新しい商品が、前の商品より『良い』という理由をバイヤーさんに納得してもらわなければなりません。

私が担当して3年目頃から、やっと新商品を導入して紙面に取り上げてもらえるようになりました。それまではバイヤーさんから言われる要件をこなすのに精一杯で、御用聞き状態になっていました。「これでは、いけない!」と一念発起!『生協』さんのカタログに載せてもらうにはどうしたら良いか?それには、マーケットニーズを汲み取った今までに無い商品を開発することだと、私は気づきました。

当時のカタログを見るとチキン加工品に関しては、唐揚げなどの揚げ物は充実していましたが、焼き物や蒸し物がないことに着眼し、『照り焼きチキン』や『塩焼きチキン』、『スライスチキン蒸し鶏』などを新たに提案しました。
これが実際に採用され、カタログに掲載されると、当初用意していた量の3倍の注文が入り、急遽、加工工場へ追加生産をお願いし、なんとか欠品することは免れました。

でも、がんばって良かった!と思えた一瞬でしたし、嬉しい悲鳴でした(笑)
あの喜びは、クセになります(苦笑)

そのお仕事のやりがいを教えてください

コンセプトを理解して頂けるお客様と共に商品開発

当社のこだわり商品の中に『純和鶏』というチキンがあります。この商品は、国内の鶏肉自給率をアップさせるために開発された純国産種です。なぜ、自給率を高めるかというと、現在日本の養鶏は外国ヒナの輸入に頼っています。なんらかの理由で輸入がストップしてしまうと、日本の養鶏は大打撃を受けます。そうならないために、純国産種の養鶏を増やそうという取り組みです。

さらに餌にもこだわり、岩手県のJAの方や農家の方と契約して、飼料米を生産していただき、それを飼料に混ぜて食べさせています。また、鶏が出す糞を同生産養鶏場内にあるプラントで加工し肥料とすることで、地域に根ざした循環型農畜産業にも取り組んでいます。
『生協』さんは、当社の考え方やこだわりに多いに賛同してくださり、カタログチラシで大きくこの『純和鶏』を取り上げてくれました。その際、私と上司のコメントがなんと、顔写真入りで掲載されたんです!

このようにお客様と共に、同じ目的を持って、本当に良い商品をつくりあげていくことに、現在はやりがいを感じています。また、単純に価格の安さだけを競い合う市場ではなく、別の市場が広がっている事に自分がその役割の一部を担っていることを実感しています。

仕事上の目標、夢を教えてください。

真に良い商品を、世の中に浸透させて行きたい。

私の当面の目標は、自分が提案した商品をより多く、『生協』さんのカタログに載せる事です。そのためには、より良い企画提案を続けて行きたいと思います。

さらに、前述の『純和鶏』を世の中に広く浸透させていきたいと思います。このチキンが安定供給できるように、生産体制も整えておく必要があります。また、安定した生産ができるためには大口のお客様を確保していかなければなりません。

このように、今、大きなプロジェクトが社内で動いています。その中心に自分が加わっている事に責任を感じていますが、このプロジェクトの成功に向けて、日々邁進していくことが、私の使命だと思っています。
本当に、「良い商品とは何なのか?」それをいつも意識しながら仕事に取り組んでいます。

普段のお仕事をのぞき見!


  • お客様の展示会にて

  • タイ出張にて①

  • タイ出張にて②

  • タイ出張にて③

  • タイ出張にて④

  • 資料作成中

  • 鹿児島空港の足湯(工場監査出張にて)

  • 社内フロアにて

  • 上司と打合せ

  • 天安門広場(中国出張にて)

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